2009年08月12日
APS2009本大会#07
ブルズアイでの目標は「満射/100点」
推測的な希望なので「今日、調子悪いからなぁー、目標を下に変更すっかぁ...」などとネガティブになることはよくない。「満点を出せる実力と銃があるのだから、頑張ろうぜ!」「ほーら、今日はこんなにいい点で、5xも出しちまったぜ!」などとブルズアイターゲットをじっと見つめながら脳裏でポジティブに好き勝手なイメージ=妄想を描いた。
最近、呼んでいる本で「逆境を生き抜く 「打たれ強さ」の秘密 タフな心をつくるメンタルトレーニング」という某メンタルトレーナー執筆の本がある。誰もが持っている「潜在意識」を引き出す事で発想転換、イメージーを広げてメンタル的な強さを養い、よい結果を引き出だす...位な事が唱われている。元々、こういう心理学的な事を昔から好んでいるので偶然手にした本だが、なかなか面白い。
さて、話を元に戻そう。ブルズアイターゲットを、じっと見つめて集中する事、そのX点と10点圏内に薄らと浮かんでくるようなBB弾痕をイメージして、待機中、BB弾をマガジンへ装填。やはり2-3発を抜いた。頭の中ではイメージが薄っすら残っている。同時に今朝、蔵前工房舎で「チロリーンターゲット」へ連続Hitしたスコープの映像が、そのチロリーンという涼しげな風鈴の音色と共に脳裏を駆け巡っている。前競技者の様子や回りの様子など眼中にない。「競技、終了」とブルズアイターゲットのメインジャッジの声で我に返った。メインジャッジの誘導ある迄、着席を続ける。
「各ジャッジは、AA番からBB番までの
競技者をレンジに誘導してください」
そのアナウンスを号令にして全てが動き始める。
競技者をレンジに誘導してください」
そのアナウンスを号令にして全てが動き始める。
ジャッジへ「よろしくお願いします」と一礼、パーソナルデータと2つあるブルズアイターゲットを手渡す。ここでもムーバーと同様、自身の動作を声にして点呼確認。これはジャッジへ「今、俺はこういう動作をしている!」という確認の意もある。「サイティング、します! 」等、言葉にする事で自身のリズムを創れる。
ブルズアイ競技がスタートした。
今回、ライフルクラス出場者は初参加者が多い。スタートのジヤッジ号令ですかさず射撃するシューターもいるくらいだ。「自分のリズム、リズム...」とブツブツ言いながら、ひと呼吸置いてサイティング。リズムと銃の安定性を独自に考慮した独特の構え。高々と銃口を上げ、ゆっくりと下へ下げてくる。
10m先のブルズアイターゲット、10点圏内は22mm、スコープ倍率7倍でも小さく見える。さっきムーバーで起きた足グラつき感、特に膝から下の揺れは今の所ない。静かに呼吸しながら初弾を撃った。
「おっと、いいところへ着弾!」と
スコープ越しの映像を見ながら頭の中で声がする。
スコープ越しの映像を見ながら頭の中で声がする。
これで全てがテンションアップ。ジャッジへ「あと○○発ですか?」と確認の声掛けをして1S/5発を撃ち終えた。スコープ越しには、8点/2、10点/3に見えた。「いいねー、いいねー」とクールに装いながらも口元は笑みを浮かべているのだろう。(誰もみてねーよ!!)
続く2Sもスタート、
「さあ、いきますかぁー、2Sはどうなるかぁ?」などと
余計な事を考えたのがいけなかった.....
「さあ、いきますかぁー、2Sはどうなるかぁ?」などと
余計な事を考えたのがいけなかった.....
ブルズアイターゲット、2Sスタートは、1Sスタート時とは異なった。1Sターゲットのスコープ映像で「46点はいけた...」などと余計な事で集中リズムが乱れと思う。レティクルをゆっくり動かしている最中にトリガーを引く指に力がこもった。「あ!」と思いがけずに発射されたBB弾の行き先は...白身0点...
「うぁー、白身着弾! 痛恨だぁー.....」
...と思いながらも冷静に判断。脳裏のコンマ数秒前の映像は、レティクル部分に白身があり、BB弾は真っすぐレティクルめがけ、寸分の狂いなく飛んで弾痕を付けた!
「ん? まてよ...真っすぐ行ったねー、
真っすぐだったねー、フォロスルーを大切に大切に...」
と閃いたように呟いている。
真っすぐだったねー、フォロスルーを大切に大切に...」
と閃いたように呟いている。
それからは、「左手OK、右手OK...」と繰り返しながら「動くなよー」と思いつつ残り4発を丁寧に時間いっぱいを使った。スコープから目を離さず、ストックもショルダーについたままのコッキングの為、映像にはスコープ越しのものしか脳裏にない。見間違いでなければX点を含むいくつかの10点と8点がひとつ。痛恨なはずの白身を1つ記録しているが清々しい気分? 思わず「よっしぁ!!」と声にしてしまった。
「ブルズアイ終了!」の号令は、当方の射撃が終わる事を待っていたかのようにアナウンスされる。ブルズアイターゲットが回収されている間に、やはりマガジンを銃から抜いた。誘導に従い採点場へ。ここでは名前が呼ばれたシューターが採点ジャッジの前で採点を行なう方式だ。名前を呼ばれて、改めて自分が撃ったブルズアイの実物を真近でみる! きっと当方の表情は、瞳大きく丸くした驚きのものになっていたことだろう。
「やったね! これが神降臨ってやつ?!」と思った採点は、
1S/8.8.10.10.10 = 46 - 0X、
2S/ 0.10.10.10.8 = 38 - 2X
合計84 - 2X。
1S/8.8.10.10.10 = 46 - 0X、
2S/ 0.10.10.10.8 = 38 - 2X
合計84 - 2X。
こうなると白身0点が痛恨。「0点が、8点だったら...」なんて一時思ったがこれが現実。でも、この0点は貴重な事を思わせた0点。ひとまず感謝!! (ブルズアイターゲットは写真取り漏れ...)
残るは、プレート競技 / 1:50スタート。
「次は迷いなく、
自分のリズムでパカスカ撃ったる!(早撃ち)」
と決めた時だった。
「次は迷いなく、
自分のリズムでパカスカ撃ったる!(早撃ち)」
と決めた時だった。
続く.....
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