再始動!ガンシューティング!

ここまでのライフル競技では「2名1組」= 2レンジ同時進行で競技が出来ました。しかし、ここからは違います。幅1m、ターゲット地上高153cm、その機具を支える三脚を考慮するとゆうに「2m幅」を必要とするAPSオフィシャル/ライフルムーバーターゲット。1基しかないこれを二人のシューターで撃つ事は到底不可能。ここからはひとりずつの競技。

まずはぽてちんジャッジで「5名」先行、その間に私は休憩...ですが、モチベーションを一定維持する気の使いようを競技2/3を終えている状況でもリラックスに開放する事は出来ません。疲れは意識しますが、気は張ったまま。ここは座ったりせずにそのままで待機するシューターの呼び出し役に徹する事にしました。そうこうしている間にジャッジ交代。すでに、ぽてちんも疲れのピーク。

ライフルムーバーは一定の号令と共にスイッチボックスに有るレバーを左右に倒して操作を行なうのがジャッジの役目。また、UFO型のターゲットのヒット是非をパーソナルデータに○ /×で書き込むという今迄以上にハードな仕事。これをひとりのシューターに対して強弱なくテスト2回、本射を10回x2ステージ = 20回、行ないます。

モチベーションを保ったままに後半終了間際の私の順番になりました。この競技で全てが決まります。ここまでの総合順位で1位は「ぽてちん」、同点でYさんがいますが、ブルズアイ高得点でぽてちんが暫定トップとなっていました。しかし、この事を知ったのは全ての競技終了直後の事。

ここでは「完全待撃ち法」で挑む事にしていました。それはSR-2に取り付けたバイポッドのせいもあり重量が増した銃を振りかざして追い撃ちするにはスタミナ不足と感じたからです。案の定、第一ステーシは「5」的中のみ。モチベーションは落ちていませんが、思いのほか疲れているのか当たりません。しかし、こうした最中にも第二ステージに向けて新たな企て事を試みるという無謀を決めていました。

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それは、左足を軸としてターゲット捕捉位置を固定、ターゲット正面に向き合うという以前試みた事。それに前動作と据銃を完璧にこなして腹式呼吸にてSR-2を一定時間捕捉位置に留めておくという方法。タイミングさえ合えば、ターゲット自身がレティクルに走り込んでくるのでヒット率は確実に当たります。スコープ倍率は「7倍」。第二ステージスタート直後1撃目は「×」ですが、その後は慎重な動作と腹式呼吸で全身をコントロールする事で結果的に「9」的中でした。競技中はいつものような一心不乱状態。ジャッジ号令とヒット音意外はなにも耳に入らなかったようです。そんなムーバー結果は...



その後、2名のシュータージャッジを務め、全ての競技が終了しました。集計役のてるさんメモをチラと見ると私の名前の横に合計点。「おっと、156 - 1xだったんだ。ブルズアイが不調だったけど150点台になったとは...大事な事に途中で気が付いてよかった、よかった。やるべき事はすべきなんだよなぁー」などひとりで反省していた次の瞬間、「1」の文字???

「え? 俺...1位?」と自分でも信じがたい事実。この日のリザルトは、てるさんブログにて公開中です。 では、どこでぽてちんとの逆転劇があったのか? ブルズで広がっていた点差をプレートで縮めて、ぽてちん自身が苦手といっていたムーバー競技、その後半の「9」的中で逆転劇があったようです。

それにしても疲れました。しかし、今となっては心地よい疲れ。思いがけない総合一位も、順位を競う事なく、自分に出来る最大限の結果が、たまたま「総合1位」という結果に繋がった事。うれしさはありますが意外と思う気持ちもあります。

さて、ライフル競技の練習もひとまず中断、これからは0530KSC公式会に向けた練習を行なっていきます。最も気になるのは当日の天候。今のところ「曇時々雨/降水確率高め」です。この天候で湿度が高くなりAPSハンドガンに影響は出るのか否か?

何事が起こっても精進怠らず目標を達成したいものです。(^0^)/

=== 09/5/23 TERU & master's CUP 参戦記 / Fin ===