再始動!ガンシューティング!

競技再開で廊下から室内に戻ると、肌寒い! 休憩中に急激な空調を入れた為、体感温度は半袖では肌寒く感じた。ここまでの得点は110点。目標としている点数が170点って事は!! おー、射撃の超ドSな射撃神よ、再び我に試練を与えるのですね!! 喜んで受けて立ちましょう!!

プレートレンジに入り、射撃準備を整える。気合いが入り、必要以外の音が無意識に遮断された。視野は狭まり、集中力が高まるのが自分でもよくわかる。大きく深呼吸、「常に呼吸はしなきゃ駄目よ!! 止めずに静かにゆっくり」とつぶやきターゲットと向かい合った。一撃毎にスコープから見えていた過去の時間 = ターゲットヒットの瞬間映像の弾道を思い起こした。「ジャマーでは左に狙点!」コレが最近の合い言葉。勢い余ってトリガーに力が入るとロクな事は起こらない。いろんな言葉が脳裏を駆け巡る。トリガーの感覚イメージが脳裏に映像となって描かれた。そうした、第一ステージはクリアー!!


緊張感を解くが緊張感は第二ステージに向かって高まっていく。「こんなんじゃ、第二は難しいよ」と思った瞬間、膝を落として四股を踏んだ。こうする事で幾分和らぐ緊張感。数年前、ライフル本大会で同じ事をやったっけ。

第二ステージは、第一ステージと同じようには行かない。緊張感からくる足の揺れが始ってもおかしくないくらいプレッシャーが掛かっているのがよくわかる。「ゆっくりでいいから!」そんな事を脳裏に放ちながらの第3的、意図しないトリガーミス、弾道はターゲットをすり抜けていく。「なんで?」と自分でも驚きを隠せない。その弾道はスコープ越しによく見えた。「やっちまったものはしょうがない! まだ、終わっちゃい無いんだから」ピークを過ぎた緊張感は気持ちを落胆させず、逆にモチベーションを高めていく。ジャマーに移行、狙点を定めていると「楽しい時間はあっと言う間だが、まだ終わりたくない」と独り言が脳裏爆発w。狙点を定めている最中に、その先にあるターゲットクリーンのイメージ画像が浮かぶ。「そんなにAPSは甘くない!」と否定しても映像は消えず鮮明になっていく。「狙点は左気味、トリガーはゆっくり」

大、中ジャマーはクリーン。「疲れてくると据銃が低くなるから気を付けて…っと!」この場面に来ても脳内爆発した言葉の渦は停まらない。足元の揺れはジャマーに入った瞬間から微動に始っているが上半身を無理なく微動に動かして相殺している記憶がある。小ジャマーの狙点を定める。ここでも狙点は左気味と呟く。脳裏ではクリーンした映像が浮かび上がり、同じように鮮明になっていく。

「ここは外さない!」その数秒後、競技は終了した。


銃をゆっくり下ろして深呼吸、どっと疲れが湧いてくる。「ふぅ」と一息ついてジャッジに歩み寄ろうとした瞬間、片手を差し出し握手を求める酒呑童子ことアルコ、もといJoe君の姿が飛び込んで来た。思わず握手して、視線を右に向けると「何!! 何!!」「どうよ! どうなったの?」「いった? いっちまった?」と詰め寄るAPS週末練習会のメンバーの姿。「うーん、残念だけど3点、足りないんだよ」(Y0Y)

合計は167点。今回はトリガーミスしたプレートに泣いた。しかし、今まで以上にメンタル、競技術向上に対して現在足りないものが今回の公式会で明確になった。これからは今まで以上に精進を積み重ね、競技を楽しんでいきたい。

=====
今回の表彰式では、我が身に、あるハプニングがあった!! 一位から五位順位発表されると「えー、第六位はライフルジャケット着用無しの選手です」とアナウンスの後、私の名前が呼ばれた? なぜだ? 名前を呼ばれ前に出て、発表された各競技の点数を聞くと「ん? 嬉しいけど間違ってますね」それもそのはず実際、合計点は167点だが〇〇○点と集計されていた( > o < ; )/

...でもって、改めて集計されて今回は総合9位の出来。まだまだ修行が足りません。

今回も景品はコレを頂いた。


この日は、エアーシックス(6位)に終わったが本大会では少し違った心構えで撃つ事を心掛けよう。

終わり。