再始動!ガンシューティング!

ターゲット殲滅で高得点を狙う楽しいひとときを必ずジャマする輩がいます。私はこの輩をあえて姿のない存在として「魔物」と呼んできました。魔物の正体は、シューターにとって様々だと思います。プレッシャー、練習不足、思い上がり、蓄積疲労、寝不足、気の緩み等、様々な形でシューターに襲いかかる。普段の練習時には全く姿を表さず、大事な競技会に限って、待ってましたと言わんばかりに悪魔のように襲いかかるこの魔物を振り払う方法はただひとつ、「強い心」を養う意外ありません。少しでも弱さやモロさを見せようものなら、付け入られて勢い良く飲み込まれてしまう...そんな魔物の正体の一部を今回、見つける事が出来ました。

530KSC公式会において、いままでに無く苦戦を強いられたと思うのは私だけではないはずです。オープンサイト、ドットサイトと関係なくベテラン勢がプレート、シルエットで苦戦している様子を見かけました。その様子から「え、はずした...」と感じたのは、競技中のシューターだけでなくギャラリーとして観戦していたシューターも感じたはずです。これは何らかの原因があり全てのシューターに影響を与えていたのではという思いからちょっとした仮説を打ち立てました。

現地の天候は、快晴!

仮説的な結論は複数の要因が有ります。海抜???mの地で当日、急激な天候回復による気温の上昇と湿度の変化、それに伴う快晴で夏日を感じさせた強い陽射し。KSC社屋内に降り注ぐ陽射しが造り出すコントラストが強い室内、会場設置レンジの照明。

強い光は、視覚からの伝達情報を
異常に与え人の持つ特別な感覚を
狂わせるといいます。

強い陽射しから生み出された熱さは、集中力を欠く。その光が見せる風景はホームとは異なるもの。当然、アウェーでの風景は、視覚情報から人のもつ特殊な感覚 = 時間感覚を狂わせます。異なる環境にいるのだから当たり前ですが、体内の時間感覚に狂いを生じると何が起こるか?

「プレートの3秒が感じ取れない」「ターゲットが高く感じる?」「射撃線にサイトが乗ってこない」「リズムに乗れない」「サイトが合わせられない、合わせ難い」「完璧なサイト調節が通用しない?」「いつもとちがう、違和感を感じる」等、さて、参加された方々はどんな事を感じていたのでしょう。(思い当たる節はありませんか?) 少なからずハード的な要因(湿度がもたらすパッキンのBB弾保持、使用BB弾等)も考えますが、快晴の天候からするとこちらの影響は光に対しては微妙なものと思います。強い陽射しの影響を受けた末、柔らかい半逆光の蛍光灯に向かうとどうなるか。光の波長が異なる為、微妙なサイティングと距離感覚に影響を及ぼし、ホームと異なる感覚に陥る=違和感というところでしょう。これに通常時とは異なる「本番」という特別な場の高揚感が加わると?

それでも、射撃を楽しむ心は、そんな外的要因をものともせず、淡々と試合は進行.....そして、結果は...

もしかしたら、ある条件で整えられた競技レンジの環境光を造り出す事で、APSハンドガン/200点満点と10xは夢ではなくなるのかもしれません...

光という魔物を排除する事は絶対的に不可能ですが、防御策は必ず有ります!! (やはりキャップとサングラスは必需品?)

何事にも屈する事無く、前向きに進む為にはアウェーでの経験は貴重です! そのアウェーの地で、思いっきりリベンジしたい為、来年もJASG役員の方々のお力添えで「KSC公式会」開催を是非、お願いします。

以上、APS射撃大好きなオヤジの戯言として書き残します! (^0^)/

続く...