2008年12月08日
Master's CUP Test Shooting#02
今回のAPSハンドガンプレート競技では、いままでとは異なる事に挑戦しました。「挑戦」とは大げさですが、今迄とは全く異なる方法をいくつか導入しています。実際には約2ヶ月程この挑戦への下準備にかかりました。
そして、その方法を記述する前に、tasco japan/ダットサイトの有効性のHPを一読する事をお薦めします。なぜなら、ここから大きなヒントを頂いた為です。
そして、もう一つ。誰しも学んだ事があると思う次の定義を思い出していただくと幸いです。
これを記憶の片隅に置いて、当方の行なおうとしている「挑戦」を実戦して頂く事を提案します!
なお、長文になると思いますので、了承ください m(_ _)m
そして、その方法を記述する前に、tasco japan/ダットサイトの有効性のHPを一読する事をお薦めします。なぜなら、ここから大きなヒントを頂いた為です。
そして、もう一つ。誰しも学んだ事があると思う次の定義を思い出していただくと幸いです。
定点A点とB点を結ぶ線は、直線である!
これを記憶の片隅に置いて、当方の行なおうとしている「挑戦」を実戦して頂く事を提案します!
なお、長文になると思いますので、了承ください m(_ _)m
tasco japan/ダットサイトの有効性のHPから、赤いダットサイトポイントは人間の運動能力をちょっと高める効果もあるのかな?などといつものように適当な妄想を抱き始めました。何度も何度も、事有るごとにtasco japan/ダットサイトの有効性のHPを訪れていたある日、グロッグのガスガンを手にしてサイティング中にいつものように脳内シナプスが勝手に繋がります。
「サイティングで6時照準してブレが発生しなければ、理論的には可能なのでは?」と脳内で別次元な事を構築し始めました。こうなると答えが出る迄何時もブツブツとつぶやきながらそれなりの理論を構築してします。そして、結論を求めるには実射しなければならなくなるまで自分を追い込んでいきました。
以降は勝手に打ち立てた「対APSプレートターゲット用シューティング理論」。何かの参考に...いや、ならないかも知れませんが当方ブログに書き残す事にします。
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実際には、手持ちの旧型ダットサイトで実証したので理論的には少しは自信があります。下の図(1)は、ダットサイト/サイティングを簡略図に示したもの。この時の焦点はどこに合わせているのでしょうか? ターゲット? Dot?
シューターによって多少の違いはあると思いますが、当方は「着弾させたい赤いドット」に焦点を合わせている事に気付きます。自宅レンジでのブルズアイ検証では、ほぼオープンサイトと同じ結果を得る事が出来ました。そして、ダット使用の最大の利点の「シューティング」時間短縮も同時に成されている感じがします。ただし、トリガーを改良している当方にとっては少し雑な感じで「スナッチトリガー」が頻繁する。また、回を重ねる事で精神的な疲労がオープンサイトの比でないと感じます。ダットポイントの「赤」という色の効果で精神的な疲労も増幅される?..と勝手に思い込んだ程です。
ダットを外して通常練習中に(2)の様な事を描きます。
図ではターゲットセンター照準になっていますが、6時照準でも同じ事です。ブレが発生しなければターゲット狙点Aに対して、サイティング狙撃点B、そして、EyeポイントC点が一直線上にあり、銃の精度があれば着弾点はターゲット狙点Aにあるはずです。ブルズアイの実証ではほぼ狂いなく着弾していました。でも、ダット仕様と異なる点があります。それは...
練習会でも、参考となり得るような書籍等の記録を見ても、定義的には「フロントサイト」これは間違っていません。では、リアサイトではどうなのか?といたずら心がうずくので実験的にフロント(F)、リアサイト(R)の照準が合っている事を確認した上で、フロントサイト焦点をリアサイトに移行してみました。
感覚的にぼんやり見えているターゲット狙点と照準が合致しているFサイト、その延長上にある照準合致しているRサイトに焦点。自然照準ライン上には理論的なポイントが3つ有る事になります。それが図(3)の簡略図。
ここで疑問に思うのがブレは発生していないのか?と言う事。不思議ですが「狙い通りのあの一点に当てなきゃ?」の縛りが無いためか?余り感じません? もちろん「皆無」と言う訳ではありませんがブレらしいブレを感じていない=認識していない、と言うのが正直なところです。
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以上の事から、狙点/Fサイト/Rサイト/アイポイントの4点を結んだ直線上に着弾点は存在し、4点が一直線上に有る事を前提とした完全なサイティング後、焦点をリアサイトにした上で射撃=トリガーを引く。こうする事でプレートを倒す事が出来る。
言い換えれば、狙点とアイポイントの二点に結ばれた自然射撃線上に、FサイトとRサイトを結んだ射撃ラインを重ね合わせる。そして、焦点はRサイト。ただし、この構築には、照準が完成されている銃と完璧なフォームが必要不可欠な構成要素になります。
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.....と、まあ、持論的理論立てをしてその後の練習に取り入れる事にしました。そこで一番効果的だったものが「対プレート」です。そして、もう一つ。ブレート射撃順を通常時「左」からとしていたモノを「右」からに変更しています。
変更の大きな理由は、当方が「左目マスターアイ」が最も大きな理由です。「左からの射撃順」では、感覚的に全景を見渡せない事、左目の正面にターゲットが無いと自然射撃点が曖昧にあり、振り上げた銃サイティングがズレて、3秒以内のシューティングタイミングに間に合わない。フォーム前提で平行移動する為に射撃準備に時間がかかりすぎる。
不思議というか、当然というべきか、「右」からの射撃順では「負の要因」と記述したものが感じません?
そして、競技前の「一度だけのサイティング」ではその自然射撃線の修正を補正出来る最後の場、まさに「最後のチャンス」になる訳です。
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そんな感じで、鬼と化すトレーニングと理論を引っさげて出した結果は.....「連続13枚」。
調子いいじゃん!!と嬉し驚いた私以上に驚いたのは、ジャッジ役の「てるさん」だったと思います。
てるさんの「満射じゃん!!」との一言で我に返り、欲が出たことで2枚外してしまいましたまだまだ、修行が足りませぬ.....
さて、Master' CUP Test Shootingの結果です。
シルエット17点、ブルズアイ100-5X、プレート13枚/52点
合計...169点って、今迄で最高点です
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競技後、当方のAPS-3(オープンサイト)で先程の「対プレート理論」を説明して「てるさん」にプレートを撃ってもらいました。てるさんの「なるほど...わかった!」の返答と打ち倒したプレートの数で、感覚的な理論は実証された気がします。
以降、この「対プレートプログラム」は煮詰めていこうと思います。
当日後半は、匠と合流してのAPS談義に沸いた日でありました。
「サイティングで6時照準してブレが発生しなければ、理論的には可能なのでは?」と脳内で別次元な事を構築し始めました。こうなると答えが出る迄何時もブツブツとつぶやきながらそれなりの理論を構築してします。そして、結論を求めるには実射しなければならなくなるまで自分を追い込んでいきました。
以降は勝手に打ち立てた「対APSプレートターゲット用シューティング理論」。何かの参考に...いや、ならないかも知れませんが当方ブログに書き残す事にします。
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実際には、手持ちの旧型ダットサイトで実証したので理論的には少しは自信があります。下の図(1)は、ダットサイト/サイティングを簡略図に示したもの。この時の焦点はどこに合わせているのでしょうか? ターゲット? Dot?
シューターによって多少の違いはあると思いますが、当方は「着弾させたい赤いドット」に焦点を合わせている事に気付きます。自宅レンジでのブルズアイ検証では、ほぼオープンサイトと同じ結果を得る事が出来ました。そして、ダット使用の最大の利点の「シューティング」時間短縮も同時に成されている感じがします。ただし、トリガーを改良している当方にとっては少し雑な感じで「スナッチトリガー」が頻繁する。また、回を重ねる事で精神的な疲労がオープンサイトの比でないと感じます。ダットポイントの「赤」という色の効果で精神的な疲労も増幅される?..と勝手に思い込んだ程です。
ダットを外して通常練習中に(2)の様な事を描きます。
図ではターゲットセンター照準になっていますが、6時照準でも同じ事です。ブレが発生しなければターゲット狙点Aに対して、サイティング狙撃点B、そして、EyeポイントC点が一直線上にあり、銃の精度があれば着弾点はターゲット狙点Aにあるはずです。ブルズアイの実証ではほぼ狂いなく着弾していました。でも、ダット仕様と異なる点があります。それは...
サイティング中に、焦点を合わせているのはどこか?
練習会でも、参考となり得るような書籍等の記録を見ても、定義的には「フロントサイト」これは間違っていません。では、リアサイトではどうなのか?といたずら心がうずくので実験的にフロント(F)、リアサイト(R)の照準が合っている事を確認した上で、フロントサイト焦点をリアサイトに移行してみました。
感覚的にぼんやり見えているターゲット狙点と照準が合致しているFサイト、その延長上にある照準合致しているRサイトに焦点。自然照準ライン上には理論的なポイントが3つ有る事になります。それが図(3)の簡略図。
ここで疑問に思うのがブレは発生していないのか?と言う事。不思議ですが「狙い通りのあの一点に当てなきゃ?」の縛りが無いためか?余り感じません? もちろん「皆無」と言う訳ではありませんがブレらしいブレを感じていない=認識していない、と言うのが正直なところです。
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以上の事から、狙点/Fサイト/Rサイト/アイポイントの4点を結んだ直線上に着弾点は存在し、4点が一直線上に有る事を前提とした完全なサイティング後、焦点をリアサイトにした上で射撃=トリガーを引く。こうする事でプレートを倒す事が出来る。
言い換えれば、狙点とアイポイントの二点に結ばれた自然射撃線上に、FサイトとRサイトを結んだ射撃ラインを重ね合わせる。そして、焦点はRサイト。ただし、この構築には、照準が完成されている銃と完璧なフォームが必要不可欠な構成要素になります。
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.....と、まあ、持論的理論立てをしてその後の練習に取り入れる事にしました。そこで一番効果的だったものが「対プレート」です。そして、もう一つ。ブレート射撃順を通常時「左」からとしていたモノを「右」からに変更しています。
変更の大きな理由は、当方が「左目マスターアイ」が最も大きな理由です。「左からの射撃順」では、感覚的に全景を見渡せない事、左目の正面にターゲットが無いと自然射撃点が曖昧にあり、振り上げた銃サイティングがズレて、3秒以内のシューティングタイミングに間に合わない。フォーム前提で平行移動する為に射撃準備に時間がかかりすぎる。
不思議というか、当然というべきか、「右」からの射撃順では「負の要因」と記述したものが感じません?
そして、競技前の「一度だけのサイティング」ではその自然射撃線の修正を補正出来る最後の場、まさに「最後のチャンス」になる訳です。
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そんな感じで、鬼と化すトレーニングと理論を引っさげて出した結果は.....「連続13枚」。
調子いいじゃん!!と嬉し驚いた私以上に驚いたのは、ジャッジ役の「てるさん」だったと思います。
てるさんの「満射じゃん!!」との一言で我に返り、欲が出たことで2枚外してしまいましたまだまだ、修行が足りませぬ.....
さて、Master' CUP Test Shootingの結果です。
シルエット17点、ブルズアイ100-5X、プレート13枚/52点
合計...169点って、今迄で最高点です
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競技後、当方のAPS-3(オープンサイト)で先程の「対プレート理論」を説明して「てるさん」にプレートを撃ってもらいました。てるさんの「なるほど...わかった!」の返答と打ち倒したプレートの数で、感覚的な理論は実証された気がします。
以降、この「対プレートプログラム」は煮詰めていこうと思います。
当日後半は、匠と合流してのAPS談義に沸いた日でありました。
--- Master's CUP Test Shooting / Fin ---
MANTIS #ライフルサポート9 #押し込み
MANTIS #ライフルサポート8 #トリガージャーク
MANTIS #ライフルサポート7 #指掛不足
MANTIS #ライフルサポート6 #非利き手
MANTIS #感知低下_新たな対処方法 ライフル編
MANTIS #感知低下_対処方法と報告 ライフル編
MANTIS #ライフルサポート8 #トリガージャーク
MANTIS #ライフルサポート7 #指掛不足
MANTIS #ライフルサポート6 #非利き手
MANTIS #感知低下_新たな対処方法 ライフル編
MANTIS #感知低下_対処方法と報告 ライフル編
同士が居て、そこに匠が居てなんて羨ましい光景でしょう!
ブルズアイ100-5×ですか。これもまた羨ましいと言うか、すごいの一言です。鬼にAPS-3ですか?さすがです。
シルエットがブレートびなってますよ。
徹夜続きでつかれてるのかな!
通常、Fサイトに目の焦点を合わせて・・・ を重視するのではなく、
自然射撃線上にFサイト、Rサイトを並び沿わせるように腕を上げ、焦点はRサイトで。
といった感覚&実践、と理解してよろしいのでしょうか?
master理論だと正確な自然射撃線を得るのが重要になると思いますが、その為にはオープンスタンスより窮屈でもインラインスタンスの方が有効と考えますが、master理論実践の為の条件など教えていただければと。
(企業秘密ならオフ時にでも・・・)
最も今年の練習量は、去年の比ではありません。おそらく2~3倍くらいの練習量だと思います。
レベルアップの為、精進あるのみ! バッジ獲得の為「鬼」になります!
今週は先週の倍程の忙しさ...頑張らねば!
オープンスタンスより窮屈でもインラインスタンスの方が有効と考えますが... > 既に「窮屈」と感じている(認識している)時点で、自然射撃線を捉える事は難しいと考えます。体格=個人骨格から自然で無理ないと思われるスタンスを模索する方が良いと考えます。
ただし、このスタイルは「対プレート」に限った事。その応用でブルズアイのフォームも自然と出来上がるのではと考えます。
そこで一つ提案です。次の練習会で「対ブレート理論」を実戦してみませんか?
色々考えてますね!試行錯誤するのは大切なことだと思います。
私がプレート攻略で重視するのはサイティングよりもトリガープルですね。実施に13枚以上倒せたときはサイティングは無意識に近く、トリガーを引くリズムの調子が良い時が多いようです。
今後の練習t会場でお目にかかることもあるかと思いますので、いろいろとご指導をお願いします。
お邪魔でなければ、週末の蔵前練習会にもそのうち参加したいですね。
今後とも楽しい話、ためになる話をよろしくお願いします。
今後の練習t会場でお目にかかることもあるかと思いますので、いろいろとご指導をお願いします。
お邪魔でなければ、週末の蔵前練習会にもそのうち参加したいですね。
今後とも楽しい話、ためになる話をよろしくお願いします。
サイティングとトリガープルは相対関係にあると思います。ここら辺の事は実証済みなので、時を見てブログに掲載予定です。(以外におもしろい結果ですよ。)
蔵前へ出向くのであれば、是非一度、APS-3/コンプリートを試射する事をお薦めします。衝撃的な経験が出来ると思います。
今後も当ブログ、よろしくお願いします。